本紙「W&J today」は消費者アンケート調査を定期的にホームページで行なっている。5・6月のテーマは「掛時計」。購入時のポイント、欲しい機能、好きな形・素材、使っている場所などを聞いた。回答は160人(男性91人、女性69人)。
Q5以外の項目は複数回答。


 掛時計や置時計といえば、どの家庭 やオフィスにもいくつかはある。また“新 築祝いの定番”のひとつという時代も、 かつてあった。ある意味では、我々の生 活とは切り離せない存在である。そんな 掛時計をユーザーはどのように利用して いるのか。

<Q1 使っている場所は>
当然か、リビングルーム

 リビングルームが96%で、これはきわめて当然ともいえる結果。寝室29%、ダイニングルーム、キッチンともに23%、子供部屋3%、玄関9%、バスルーム6%と続く。



<Q2 購入するならどんなお店>
量販店が5割近くに

  時計専門店56%、量販店48%とともに5割前後。ひとまず量販店でといった感覚か。デパート34%、雑貨インテリアショップ24%、ギフトショップ3%と、購入店は多岐だ。


<Q3 購入で重要視することは>
周りとの調和考えて

  インテリアとの調和を挙げるのが78%と最も多い。以下、デザイン51%、暗闇での視認性48%、価格29%、機能28%、使いやすさ18%、ブランド4%。設置周りとの調和や視認性などがポイントになっている。


<Q4 特に欲しい機能>
電波、ソーラーが人気

  電波時計68%、ソーラー51%が時代を捉えて人気。視認性0%、連続秒針36%、さらにカレンダー20%、温湿度計16%などはクロックへの要望らしいものが挙がる。


<Q5 使用している掛時計は自身で購入したものか>
贈り物は2割以下

 自身で購入59%、贈り物17%、半々(どちらも)24%。半々の回答を入れても贈り物は4割程度。もっと多くてもとの感じはあるが、好みの多様化が進むなか、贈り物としてのクロックのポジションは
変わりつつある。



<Q6 好きな文字盤色・形・素材>
丸型でぬくもりの木製

  好みの文字盤色は白41%、黒34%、紺27%、銀19%、青14%、水8%、桃5%、緑3%。好きな形は丸68%。オーバル42%、
角34%。好きな素材は木89%、ステンレス25%、陶器14%、プラスチック10%。
  「木のぬくもりはいいですね」という意見があった。混迷の続く社会にあって、せめてぬくもりのある掛時計のある部屋でくつろぎたいといったらおおげさか。
「掛時計を飾るところが少ない」「狭い部屋なので大きなものは必要ない」「あれば便利だろうが、あまり買おうとは思わない」などの現実派も。
  一方「大切な時間を休むことなく刻み続ける掛時計、ひとつぐらい最高のものが欲しい」と嬉しい声もある。






































時計美術宝飾新聞社調べ




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