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時計美術宝飾新聞社では昨年はじめて消費者アンケート「イテケビ・ランキング」をスタート。
毎月千名を超す消費者からインターネットを通じてさまざまな声が寄せられています。
今の消費者の趣味趣向はどんなものなのか、今回は新年特別企画を総集編としてお届けします。

   
 

お店選び
「安さ」は男性2割 女性は1割に

 消費者が時計やジュエリーを購入する際のお店選びは、どのような点をポイントとしているのでしょうか。
 アンケートの結果では男女共に「商品構成」がトップで約4割の人が挙げていますが、2位では男性が「安さ」、女性が「店の雰囲気」としておリ、男女間の差が出ました。
 男性の「安さ」への回答は約2割、女性のそれは1割強となっており、安さへの意識はやや違いがあるようです。
 「店の雰囲気」というのもどのような雰囲気が好まれているのか、もう少し細かく調査する必要がありそうです。

   

時計選び
男性の方が勉強家?
基準は「デザイン」が1位

 時計を購入する際は何を参考にしているかを聞いたところ、男女とも僅差ながら「店頭もしくは店員のすすめ」が1位となりました。
 2位は「新聞・雑誌の広告」、3位は「新聞・雑誌の記事」です。順位は男女とも同じですが、「新聞・雑誌の記事」では男性では1位・2位と大差がないのに対し、女性では1位の約3分の1です。やはり時計に関しては男性の方が“勉強家”なのかもしれません。
 では、どこを選択基準にしているかを聞いたところ、「デザイン」が男女ともトップでした。2位は「ブランド」、3位は「機能」です。「価格」は4位に甘んじています。デザインの中にはデザインや機能もある意味含まれているのかも知れませんが。
 「価格」は男女とも10%以下の回答率で、「欲しいものがあれば価格は関係ない」という説を裏付けているようです。

時計の着替え
男性の生活パターンで順位が逆転

 時計を着替えるのはどんな時なのでしょう。
 回答を見ると男性は1位「仕事・遊び」、2位「服装」、女性は1位「服装」、2位「仕事・遊び」と1位2位が男女では逆転しています。
 仕事・遊びの回答は男性では全体の約3割、女性では1割強となっていて、男性と女性の生活パターンの違いが現れているようです。これは女性で3位の「パーティ」が男性ではランク外だったことでより色濃く浮かび上がってきます。
 もっとおしゃれな女性の場合は、仕事の時も服装によって時計を着替えているのでしょう。いや、おしゃれな男性もそうかもしれませんが・・。

   

好きな文字盤
「白」「黒」が上位で無難といえば無難

 好きな文字盤の色について聞いてみました。結果は男女とも「白」がトップで、ともに全体の約4割を占めました。2位は「黒」が入り、無難といえば無難な結果となっています。
 男性で人気であって女性で不人気だったのは「グレー」、逆に女性で人気があって男性で不人気だったのは「パール」「ピンク」などです。
 話題の電波時計では、掛時計・置時計・目覚まし時計について聞きました。
 その結果、それぞれ接近してはいるものの、「持っていない」人が「持っている」人をまだ上回っていました。しかしながら電波時計に関してはその存在が気になっている人が相当数いるようで、さらに需要をアップさせるにはもう少し機能や仕組みをPRすることが必要かもしれません。

プレゼント
就職祝いに「腕時計」はいまだ健在

 さて時計は自分がするだけではなく、誰かにプレゼントするアイテムとしても人気があります。イテケビ・ランキングでは、「就職祝い」に贈られたいモノと「母の日」に贈りたいモノについて質問をしてみました。
 その結果、就職祝いにおいてはネクタイやカバン、万年筆などを押さえて「腕時計」が男女ともトップでした。就職祝いに腕時計というのは定番かもしれませんが、いまだ健在のようです。
 「母の日」ではどうでしょう。
 結果は男性では3位、女性では4位でした。これは健闘したという気がするのですがどうでしょうか。男女とも1位は「花」、2位は「ジュエリー」でした。「花」の1位は当然かもしれませんが、「ジュエリー」の2位はいつの日か「花」を抜くような、そんな気もします。期待を込めて。