一方、時計はいらない、着けたくないという人も、今回のアンケートでみる限り2割はいるのです。これまた、時間に振り回されたくない、暑い時期は着けるのが苦痛、そして同情しますが、多汗で手首が不快になる、などなど。そして最も分かりやすいのが、必要ないという人、その多くはケイタイがあるからと。
時計はいまさらいうまでもなく、時刻を知るための道具だけではないのです。自己表現云々はおくとしても、時計そのものを楽しむ世界もあるのです。その精密さに驚きを覚え、そのデザインに感動し、そのストーリーに想いを馳せ、その時計を持つことに喜びを感じる、そうした部分も時計にはあるのです。だとしたら、あのわずかなスペースの中で、様々なイマジネーションを呼び起こすものであれば、時計にはこれまで以上の可能性があるのではないでしょうか。
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