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連載No6 OKAMOTO JEWELRY atelier & shop 岡本有紀子さん インタビュー
 2016年に、ジュエリーコーディネーター1級に合格した岡本有紀子さんは、横浜市港南区で、ジュエリーリフォームとオーダーメイドジュエリーの専門店「OKAMOTO JEWELRY atelier & shop」を、デ ザイナー兼ジュエリー職人のご主人と共に営んでいる。  現在は、日本ジュエリー協会の資格制度委員会の委員も務め、ジュ エリーコーディネーター検定制度の運営や資格取得のメリットなどを検討する側面からも活躍されている。 そんな岡本さんに、JC資格がどのような点で役だっているかなどを聞いた。

▽ ジュエリーコーディネーター資格を受けようと思ったきっかけを教えてください。  

岡本さん)大学卒業後に客室乗務員をしていましたが、結婚相手がジュエリーをつくる仕事をしていたので、ジュエリーに携わることになりました。 はじめは、ジュエリーに関する勉強は一日で完結する研修を受けたくらいで、知識はないに等しかったです。それでも接客業の経験を活かし、夫から教 えてもらいながらリフォームとオーダーメイドジュエリーの提案の仕事を10年ほど手伝うことができ、有難いことにお客様が増えました。  
しかし9年ほど前に、自分たちのお店をオープンすることになってからは仕事の環境が変わり、私はお店に常駐することになりました。それまでのお客様の来店に加えて、ネットからのお客様なども順調に増えていったのですが、何の資格も持たない私は、ジュエリーの知識や販売の技術力の必要性を強く感じるようになりました。それまでは接客業には慣れているという思い込みや、夫の技術や知識に頼って乗り切っていたところがありました。幸いジュエリーに関する知識の多い年配のお客様から可愛がっていただき、恵まれた環境で上手くいっていたのだと思います。あまり根拠なくなんとなく感覚的だった提案ではなく、正しい知識を適切に伝え、喜ばれる接客をできるようになりたいと考え、調べて出会ったのがJCの資格でした。   
3級に合格後、2級も翌年に受けて合格しました。これで終わりにしようとも思いましたが、JC1級を取得された人たちは、どんな方たちでどのように活躍されているのかと興味を抱くようになりました。そして実際出会うことができた1 級の方々の意識の高さが大きな刺激になりました。これがJC1級を取得しようと思ったきっかけです。

▽ 試験対策にやられたことはありますか?

岡本さん) 3級と2級はテキストを丁寧に読み何度も過去問題を解きました。 1級一次試験の筆記は、選択肢から選ぶ設問ではないので曖昧な知識では解答できません。3級と2級のテキスト全般を偏りなく理解し、さらに自分の言葉で説明できるように取り組みました。 一度目の1級の受験は、一次試験には合格しましたが二次試験が不合格でした。翌年にもう一度 チャレンジをするために、実技で自分に足りなかったことを色々学びました。  
二次試験の試験対策として、宝石の講座に通い石を見る目を養いました。そしてロールプレイング試験のために接客の流れや内容を見直しました。そのほかでは、装身具の歴史の研究会に参加したり、日本真珠振興会のシニアアドバイザー資格を取得したり、ジュエリーについて学びたいことが次々出てきたので、さらに知識を深めました。

▽ ジュエリーコーディネーターの資格はどのように役立っていますか?  

岡本さん) JCのテキストで学んだことも、ジュエリーに関する勉強をしてきたことも、合わせて全ての知識が今の仕事の役に立っています。 多くを学ぶことができたおかげで、私自身の引き出しがものすごく増えましたので、いろんな方向からお客様にアプローチできるようになりました。例えば、ジュエリーの歴史が好きなお客様に宝石や装身具の歴史などを織り交ぜ話が弾みますと、旅行や美術館などにも話題が膨らみ、趣味や嗜好がわかりやすくなります。宝石が好きなお客様とは、石の話で盛り上がって石から選ぶオーダーメイドにつながったり、デザインや加工に興味がある方には構造や作り方を詳しく説明することで説得力が増したり、似合うコーディネートを提案して複数のジュエリーのお買い上げにつながったりと、幅広い分野で話題性に欠くことがなくなり接客に深みが増したと思います。�TVショッピングなどで1級の認知度が上がっているようで、お客様から驚かれることがあるほか、取引先においても信頼度が上がったことを実感しています。

▽ これからJC資格を目指す人たちに一言お願いします。  

岡本さん)接客の感じの良さでジュエリーが売れることはあるかもしれませんが、それだけでは限界を感じる時が来ます。ジュエリーの基礎知識はもちろんのこと、知識や提案方法の引き出しを増やすことで、より一層信頼され喜ばれる接客ができるようになります。その近道となるのがJCの資格だと思います。3級は幅広い基礎知識が身につき、2級ではより専門的なことが学べます。 学べば学ぶほど自分自身の自信になり、学んだことはすぐに現場で役に立ちますので、是非3級・2級・1級と目指して行ってもらいたいと思います。

▽ 資格制度委員会の活動について簡単に教えてください。  

▽ 岡本さん) JC検定や接客コンテストなどのイベントの企画、資格制度の改善や見直しなどをおこなっています。 私はJC資格者の立場から意見や要望を出し、JCの資格者のメリット、資格者が全国から参加しやすいセミナーやイベントのオンライン化、JC情報の発信、 資格者が美術館のチケットや関連商材の割引が受けられるなどの特典の導入などの議論を進めています。

▽最後に、OKAMOTO JEWELRYについて教えてください。

岡本さん) 店舗内に工房がある オーダーメイドとリフォームの専門店です。デザイン提案からジュエリーの完成までをほぼ店舗内で行っています。ジュ エリーショップでありながら並んでいる 商品はほとんどなく、毎回の案件ごとに必要な素材やデザイン、サンプルなどを用意しながら商談を進めるのが特長です。リフォームやオーダーメイドを求めるお客様は、様々な想いを抱えて相談に来られますので、ひとりひとりの好みや希望を伺う時間を大切にしながら、 お客さまと一緒にデザインを考えていきます。 また、JC1級取得後、カラーの資格とパーソナルジュエリーを診断できる方法を習得したことで、「自分らしく魅力 的にみせてくれるジュエリー」に出会え るサポートができるようになりました。 診断を取り入れた接客は、お客様が自分らしいもの似合うものを実感できてとても説得力があると好評です。ネットの普及で国内各地や海外からのオーダーも増えました。対面でもオンラインでも、デザイナー兼クラフトマン、ジュエリーコーディネーターが常駐している ことで、多様なニーズにスムーズに対応できるのが私たちの強みだと思っています。

〜ありがとうございました〜
https://www.okajee.yokohama/about.html

連載 No6
ヒコ・みづのジュエリーカレッジア教務進路(就職担当)係長
福崎 香子(ふくざききょうこ)さん

◆ 学校の紹介を簡単にお願いします。

私どもは創立して今年で55年になりました。ジュエリーの学生は300人以 上在籍しています。日本人だけでなく、中国人、韓国人など海外の学生もいます。認可専門学校なので、卒業時には文部科学大臣から『専門士』や『高度専門士』の称号が与えられます。高度専門士は大学修了者の『学士』、専門士は短大卒業者の『準学士』と並ぶ称号です。また日本で唯一の4年制のアドバンスドジュエリーコースがあり、大学院に編入することも可能です。ジュエリーのコースは東京の本校と大阪校で行っていますがどちらもカリキュラムは “作り”を中心としています。

◆ 学校としてジュエリーコーディネー ター検定資格を学生さんに進められるようになった経緯を教えてください。

ジュエリーの資格はそれほど多くないので、10年以上前から学校としても こちらを推奨しています。将来的に学生の役にも立つと思います。学生で就職を意識し始めて取得するケースが多 いですが、中には1、2年の時から自分のタイミングでとる学生もいます。

◆ 卒業生の主な就職先はどのような ところですか。  

全体の4割程度は製作の仕事に就きます。それ以外には営業・販売が3 割、企画・デザイン系が2割、その他が 1割です。お陰様で就職率は例年95% 前後となっています。企業様の中には 当校にしか求人を出さないというところもありますし、ジュエリー業界に多数 のOBがいますのでリクルーティングをしてもらえるので助かっています。また、 5年ほど前から“HELLO”という就職イベントを始めました。これは卒業年度の学生が自分の製作作品を展示し、そこに企業様が見に来校するというものです。このような出会いの場によって内定を早い段階でもらえるようになりまし た。

―ありがとうございました。

連載 No5
ヒコ・みづのジュエリーカレッジア
ドバンスドジュエリーコース3年生・高見柊子さん

専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジは、ジュエリー分野にしぼった日本初の学校法人として認可された専門学校である。以来、 ウォッチ、シューズ、バッグコースを開設し、各分野に特化した“モノづ くり”の技術を育む学校として歩み続けている。「モノづくりの喜びと奥 深さを伝える」ことをモットーに、宝飾業界からの信頼も厚く、就職率も毎年95%前後と優秀な学生を輩出している。  
今回、JC3級、JC2級と立て続けに取得した在校生と、教務担当の方にJC資格について話を聞いた

◆ 進学先としてヒコ・みづのジュエリーカレッジを選ばれた理由をお教えください。  

小さい時から気が付いたら自然と何かを製作することに対して興味は持っていました。中高も美大の付属校に通っていたので、絵を描いたり粘土で造形をしたりしていました。試しにジュエリーを作ってみたこともありましたが、その時とても楽しかった記憶があります。たまたま母もジュエリーが好きで、雑誌などを私に見せてくれましたし、高校の先生が教師の傍らジュエリーアーティストでもあったことからずっとジュエリーに対して親しみがあったように思います。高校を卒業した時には迷わずこの学校を選びました。

◆ ジュエリーコーディネーター資格の取得を考えられた理由をお聞かせください。  

JC3級については、学校からJC検定のことを聞いて取り敢えず受けてみようと思って受検しました。その後JC3級は基本的なことを勉強するもので、 持っている人も多かったので、さらに自分の強みになるものとしてJC2級を取 ことを決意しました。

◆ ジュエリーコーディネーター検定を受検する際の勉強方法は?  

JC3級の時はテキストをひたすら読み、過去問をやりました。1年生だったので宝石の知識が無く苦労しました。 特に石の種類や産地は、覚えなければ ならないことが多く難しかったです。 JC2級の時は、テキストの厚さにめげそうにもなりましたが、自分の中で作りの知識など、私が興味を持つ楽しい分野と交互にやったりして、モチベーションを保つ努力をしました。JC3級に比べてかなり難しかったです。パソコンの画面に付箋を貼って覚えるようにしたのですが、寝てる時も「あの石の産地はどこだっけ?」などと思い出してしまい起き上がって調べたりしました。勉強 期間は3か月ほどです。

1960年代にジャン・シュランバージェ がデザインした幻想的なこの作品は、ティファニーを代表する伝説的デザイナーたちの永遠に受け継がれるクリエーションの一つであり、その普遍的なデザインは半世紀経った今でも色褪せることはない。  
さらに、2月2日からティファニー銀座本店にて、イエローダイヤモンドがセットされた特別な「エルサ・ペレッティ™ ダイヤモンド バイザヤード™ 」ペンダント を発売する。デザイナーの祖母が毎日着用していたベゼルセットダイヤモン ドリングから着想を得てデザインされた「ダイヤモンド バイ ザ ヤード™」は、 エルサ・ペレッティ™を代表するコレクションの一つ。このユニークなペンダントは、同コレクションの大胆かつミニマ ルな美学を反映し、ペレッティがアート界およびデザイン界に与えた不朽の影響力を物語っている。

◆ 受検してよかったと思う点は何ですか?

JC資格は基本的に販売に関する知識と聞いていますが、製作にあたっても石の硬度や金属の融点などを知っていれば作る順番やデザインに役立ちます。お陰様で自分自身でも自信が持 てました。

◆ 卒業後の進路はどのようにお考え ですか。どのような仕事をされたいで すか。  

卒業後もジュエリーの仕事をしたい と思います。仕事の内容としては以前からずっと製作の仕事につきたいと考えてきましたが、先生から色々な職種 があることを聞いて、企画やデザインや販売についても興味が出てきました。

連載 No4 フェスタリアホールディングスの石橋美空さんに聞く
フェスタリアホールディングス鰍轤轤ローと富士見店入社2年目でジュエリーコーディネーター3級の資格を取得した
石橋美空さん

ふたつの星のダイヤモンド“Wish upon a star®”をアイコンに、国内外88店舗を展開し、bijou de famille“ビジュ ドファミーユ”(絆の継承)を起業のフィロソフィーとしてジュエリーのすばらしさを顧客に伝える姿勢を崩さないフェスタリアホールディングス梶B毎年日本ジュエリー協会が主催するジュエリーコーディネーター接客コンテストで2度の優勝を勝ち取るほど接客に力を入れている会社である。JC資格取得に関しても補助を含めて全社で推奨している。 入社2年目でジュエリーコーディネーター3級の資格を取得したららぽーと富士見店の石橋美空さんもその一人である。現在同店で販売スタッフとして活躍する石橋さんに資格取得の動機や勉強法などを聞いた。

お教えください。  

弊社ではふたつの星が光り輝く “Wish upon a star®”ダイヤモンドを始めとし、カジュアルピアスからブライダルリングまで、幅広く取り揃えているので、それらの商品をジュエ リーアドバイザーとしてお客様の好みや相談に応じ、提案していくことが私の仕事です。  実は学生時代には数百円のカジュアルなピアスぐらいしか付けとことはありませんでした。しかし入社してからジュエリーの大切さ、宝石の奥深さを知り、もっとお客さまに、ジュエリーだからできること、大切な人から人へ世代を超えて、ジュエリー(bijou ビジュ=宝石)に「想い」を託して伝えていく素晴らしい習慣を知ってもらいたい、きちんとお伝えしたいという思いで仕事に取り組んでいます。

◆JC3級を目指したきっかけを教えてください。  

ジュリーコーディネーター検定を受検した時、沖縄のイオンモール沖縄ライカム店に在籍しておりました。今まで沖縄での試験開催がなかった為、本島に行かないと試験を受けられませんでした。しかし、コロナウイルスの感染拡大により、受検者の移動を緩和するため沖縄でも初めて受検できるとの事で、先輩に誘われ数人で受検することにしました。

◆ どのような勉強をされましたか  

5年分の過去問をひたすら解き、間違えたところをテキストで確認し覚えることを繰り返しました。勉強は2カ月ほど短期集中で行いました。

◆ 資格を取得して役立っていることは?  

まずは自分の自信になりました。入社して約一年で浅い知識はありましたが、検定によってジュエリーの歴史から素材、製造、加工、商品、コーディネートに関する基礎知識を勉強できたので、お客様からの色々なご質問や、ご購入に悩まれている時でも、自信を持ってお答えし、お勧めできるようになりました。

◆ 今後2級や1級といった上の資格を  目指す気持ちはありますか?  

ぜひ取得したいです。お客様の為にも、自分の知識をさらに増やし、より良いご提案が出来るように勉強したいです。 資格の有効期限が3年間なので、3 年以内に次の級を受検し、合格できるように取り組んでいきます。
◆ これからJCを目指す方へ  

最初は、テキストに掲載されている聞きなれない言葉や内容を難しく感じるかと思いますが、繰り返し過去問を解くことで、理解が深まると思います。3 級は幅広く、浅く、ジュエリーコーディネーターの基礎となる範囲なので必ず仕事で役に立つと思いますし、自信になると思います。また、お客さまからの信頼を得る上で、これから積み重ねる経験とあわせ、JCで得たジュエリーの知識は自分自身の貴重な財産になるはずです。 ありがとうございました。

連載3 山梨県立宝石美術専門学校の浅川彩さんに聞く
 山梨県立宝石美術専門学校(宝美校。飯野一朗校長)は、わが国唯一のジュエリーを学べる公立専門学校。ジュエリー産地山梨の業界との密接な連携は、充実したカリキュラムにも反映されている。平成30年4月に就任した飯野校長の教育目標「自分のデザインを自分の手でジュエリーに」の「モノづくり」を根幹とした新しいカリキュラム。普遍的な基礎能力と、高い創造力を持った人材育成が宝石美術専門学校の基本となっている。
 今回インタビューに応じてくれたのは、JC2級資格取得の浅川凪彩さん(3年生、21歳)。県内の高校を卒業して、宝石美術専門学校に入学した。

宝美校を進学先に選んだ 理由は

 高校在学中にKoo-fu(クーフー:山梨のジュエリーブランド)のデザイナーの存在を知って、ジュエリーのデザインをやってみたいと思い、入学を希望しました。前から絵を描くこと、デザインすることなどが、好きだったので、「これだ」と思いました。

JCの資格を取ろうと思ったきっかけは?

 宝美校では、一年生の講義の中でJC検定に関連したカリキュラムが導入されていたので、一年生の3月にJC3級を受験して、資格を取得しました。更に、JC2級も取得したいと思い、2年生の時にJC2級を取得しました。

JC受験の勉強方法は?

とにかく過去の問を徹底的に勉強しました。わからないところは先生や非常勤の先生に聞いて、知識を深めたのが力になったと思います。

受験して良かったと思う点は、何ですか?

 授業の中では勉強できない広範囲な知識を得ることが出来たのがよかったと思います。
商品としてのジュエリーとか、知らなかった素材の知識も深く知ることが出来たと思います

卒業後の進路について、どのように考えていますか?

 得意なデザインに関連した仕事を目指しています。デザインを力に商品開発、企画方面の仕事をしたいと思っています。

――――〇――――〇―――――〇

インタビュー時もハキハキと自分の意見を表現した浅川さんは、2学年生ですでにJC2級を取得しているという頑張り屋さんだった。昨年11月に開催された「ジュエリーウイーク」イベントのひとつ、「宝美校トークショー」のも登壇して、自分が制作したデザイン、作品について、堂々と紹介することはさすがと思わせる一面も見せていた。
今回インタビューに同席していただいた穂坂先生にJC資格取得について聞いてみた。
「宝美校では卒業までにJC3級の資格取得者はほぼ100%。より専門性の高いカリキュラムを目指してJC2級の受験も推奨している。今年も、浅川さんの他に3名がJC2級を取得している。
JC3級は、ほぼ全員が取得しているので、やはりJC2級資格者の就職率、希望企業、職種への内定率は高くなっている」と話してくれた。
平成27年度、2年制から3年制に移行し、更にデザイン力、制作力の専門性が高まり、JC資格取得にも力を入れている宝美校は、これからの日本のジュエリー業界を担っていく若手ジュエラー排出専門学校として業界から大きな期待が寄せられている。

02/17(Wed) 連載(2)スタージュエリー元町本店石田彩子さんに聞く
(JC3級)スタージュエリー元町本店
資格取得日: 2019年1月 (2018年8月受検)

 幅広い年代に支持を集める人気ジュエリーブランド「スタージュエリー」。
 スタージュエリーではブランドの価値を高めるために店頭での接客を重視し、その一貫としてジュエリーコーディネーターの資格取得にも会社を挙げて取り組んでいる。
 入社3年目でジュエリーコーディネーター3級の資格を取得した元町本店の石田彩子さんもその一人である。現在元町本店の主任として店舗運営業務、販売、ディスプレイ業務、後輩育成などを幅広く担当する石田さんに資格取得の動機や勉強法などを聞いた。

JC3級を目指したきっかけを教えてください。

 スタージュエリーでは、会社の資格取 得支援制度として、基準を満たした際に 社員全員が資格を取得する機会が与え られます。具体的には入社2年ほどで上 長が部下の受験を打診する仕組みと なっています。先輩方も多く取得してい るので私も入社3年目をきっかけに 自然な流れとして取得しました。

どのような勉強をされましたか?

 とにかく3級テキストを読み込みました。私は覚えるために筆を動かすタイプなので、テキストの内容をペンで書いて記憶するようにしました。さらに、過去問題を解いて実践に備えました。また会社からもいろいろな資料をいただいてそれも参考になりました。  テキストの内容は全体的には面白かったので、どんどん頭に入ってきました。勿論3年間販売に携わっていたのでそれなりに商品や販売の知識はありましたが、今回の受験勉強はそれを整理する良い機会となりました。
 勉強期間は、集中して遣り込んだのは1か月くらいだったと思います。仕事終わりに1時間ほど勉強したり、休みの日に集中して覚えました。
 勉強中に諸先輩方から試験の傾向や対策など直接お伺いすることができましたし、資料もたくさん提供してくださったので心強かったです。

資格を取得して役立っていることは?

 専門的な知識が増えたため、接客の際の説得力がついたと思っています。また名刺にもジュエリーコーディネーターの肩書を入れることができたので、お客様からの信頼が向上しました。
 お客様の中には専門的な質問をされる方もいらっしゃいます。またアレルギーをお持ちの方などはどうしても不安になられる方も多いので、金属の特性や石の性質など細かく説明するようにしています。他にも女性の方で、“指が短くて太いのがコンプレックスなんです”という方もいらっしゃるのですが、お似合いになるデザインというものをお勧めできるようになりました。 ブライダルに関しても、より専門的な知識があったほうがお客様が納得されてお買い求めいただけるのではないかと思います。
 こういった様々な接客の場面で私自身が自信を持てるようになったことが一 番大きな成果ではないかと思います。
 今はコロナということで、マスクもしているので、今までよりも表情が読み取れなかったり、会話も難しい部分があります。コロナ前と同じように接客をして売れるわけではないのでより丁寧なものが求められます。またお客様の中には感染対策に敏感な方もいます。  ただ、コロナだからといって記念日や誕生日がなくなるわけではないので、ジュエリーを購入したいという気持ちは 今後も根強くあり続けると思っています。

今後2級や1級といった上の資格を目指す気持ちはありますか?

 今すぐに上を目指そうと明確に考えているわけではないのですが、今後機会があれば取得に向けて考えてみようと思います。特に2級では店舗運営に関する知識もあるので、今後勉強できればと思っています。
 スタージュエリーでは販売員の中で資格取得をしている販売員のほうが多いです。接客技術では優位になるので、取得は非常に有効だと思います。特に店長職などで2級を取得している人もいます。

これからJCを目指す方へ

 私も入社した時にはジュエリーの知識はほぼない状態でしたが、今では知識がついて自信が持てるようになりました。テキストは分 厚く、敬遠される方もいるかもしれませんが、臆することなく挑戦してもらえたらと思っています。 ジュエリーの販売に携わっている限りJCは持っていて損はないと思います。

2021/02/02(Tue)  (連載1)大松彰さんに聞く
(JC1級) 宝石専門チャンネルGSTV(CS)MC JC1級 FGA取得(英国宝石学協会正会員) 天然石検定1級、真珠のプロSA。 

JC1級を目指したきっかけを教えてください。

 私はもともと政治家を目指していました。バブルが弾けた時に、政治家の道が険しくなったことをきっかけに、まずは名前を売ろうとフリーアナウンサーに転身しました。政治知識が深いことから、事件・事故を追いかけるワイドショーなどのリポーターとして、TBS やテレビ朝日などでお仕事をさせて頂きました。その繋がりでドラマやバラエ ティなどのキャスター役などにも呼ばれて忙しくしていた頃の今から13年ほど前に、宝石専門チャンネルのオーディションを受けるチャンスがあり、たまたま合格したのをきっかけに、ジュエリーの世界に入りました。
 当時の宝石専門チャンネルは、事務方にGIAの資格者が一人いた程度で、 複雑な処理石の説明も、少ない情報から自分で調べてトークしていた時代です。
 自分で 取材をし、責任を持ってニュースを伝えていた時は、レポーターとして“グレー”は許されなかったので、 情報開示のあやふやさに違和感がありました。やけに安い商品や口を濁すバイヤーさんもいました。特にカラーストーンは難しく、GIAの資格を持つ人に も限界がありました。あまりの“グレー” の多さから、自分で調べないといけないと必要に駆られてたどり着いたのが「ジュエリーコーディネーター」でした。
はじめはもちろん3級からです。全般的な基礎知識から学ぶことができ、3級のテキストだけでもすぐに実践で役立つことが多々ありました。本当にすがりつくように勉強した記憶があります。近山先生の鉱物図鑑は今でも大好きです。

JC1級を目指したのは、必然的だったということでしょうか。

 10年以上も前になりますが、宝石専門チャンネル開局当時から、お客様のジュエリーに対する食いつきは強かったので、売れば売るだけ知識が求められるようになりました。日に日に知識の必要性が強まると同時に、商品に対する情報開示の重要性が高まりつつありました。私は、開局1年目でJC3級を取得し、翌年にはJC1級にトライしました。とても必要なことでした。  専門チャンネルのMCとして、正しい 情報を持つことは最重要課題です。 MCはプロとしてのトーク力や、如何に難しい点を簡単に説明できるかなどが 当たり前のように問われますが、私にとって重要なのは、視聴者と商品の間に立つための中立性を保つことです。 商品にフィルターをかけて視聴者にわかりやすく、かつ全ての情報を伝えることがコーディネーターとしての役割になると考えています。中立性、自分自身の倫理・綱領も含めコーディネーターとしての意識を高めることもそうですが、自分自身を守る鎧にもなるのが資格であり、正確な情報です。説明不足と思えば自分から説明すべきと主張できるのが強みと言えるでしょう。

JC1級試験への対策は しましたか?

 JC3級・2級の試験は、テキストを覚えることが主軸にあり、覚えるのは得意だったので、それほど難しくはありませんでした。
 しかし1級には実技・ロープレ・面接があり、私は3回試験を受けて合格しました。面接の時には、ジュエリーを購入する無防備なお客様のためにもコーディネーターが必要であるという当時からの考えを伝えました。
 ジュエリー販売への携わり方にはい ろいろありますが、その全ての人がジュエリーコーディネーター資格を持つべきではないでしょうか。

JC資格はどのように役立っていますか?

 私はJC1級だけではなく、FGA、天然石検定1級、真珠のプロSAと宝石関連の検定を数多く取得しているほか、 現在は世界遺産やアンティークコレクターの上級資格取得に向けて励んで いるところです。
 知識や情報、経験すべてが役に立ちます。JC資格は全般的な知識が得られますので重宝します。FGAはより深いので、現在一番役立っている資格かもしれません。JCとFGAの両資格を持っていると世界最強じゃないですか。
 しかし現場において、まだまだジュエリーの説明で足りないと思うことが多いんです。ベンダーさんだけの説明では間違う場合も出てきてしまうんです。まだまだ課題は残されていますが、それだけジュエリーに魅力があるということではないでしょうか。ただし、これだけ自粛するようになり、これから益々ネットで買う頻度が増えていけば、問題が出てくることは容易に想像できることです。お客様の反応がダイレクトに返ってくる反面、大きく広がる喜びもあれば、怖さもあるということです。ですので、JC 資格の役割は重要になって来ると思いますし、重宝されるようにならなければ意味がありません。

「JCのつどい・実行分科会」の リーダーになられたと聞きましたが。

 TV通販でも、宝石の路面店でも現場に台本はないんです。その場で話していくトーク力とセンスに不可欠なのが知識です。面白くなければいけませんし、ジュエリーとお客様を繋げる架け橋として、時に夢も語らなければなりません。とても難しい仕事だと思います。 国家資格といっていいほど重要性は高いはずです。
 そんなトップレベルの現場で働く人たち同志が繋がる場所をつくっていくのが「JCのつどい・実行分科会」で、JC 資格者の交流の場となるはずだったのが、JJF2020の時に開催予定だった「 JCミーティング」です。
 具体的にはこれから話し合って決めていくことだと思いますが、JC資格者同志の横の繋がりを強め、広めていき、 JC資格の認知度も向上させていかねばなりません。JC取得者を増やそうとしても、JC資格者に対する業界の認識の弱さを感じます。業界をリードするJJA関係者の人たちもJC資格を取得すべきだと思いますし、経営者が持つべき内容となっているのが「ジュエリー コーディネーター」だと思います。実績と豊富な経験をお持ちの方は、“今更感”があるかと思いますが、そこをなんとかするのがJJAなんではないでしょうか。 今後どうしていくかと考えていく上でも、そこがポイントになると考えています。宝石の奥深さは尽きることはありま せん。新しいものが出てくるたびに知識を上書きして止まることはできないんです。安心して商売を続けていくには、常に視野を広げていくためにもジュエ リーコーディネーター資格(知識の取得)が大切なんです。まずは業界全体が認める資格になることに期待したいと思います。



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