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自然の奇跡であるダイヤモンドの約65%が、アフリカ諸国の大地から産出されていることを知っていましたか?
永遠の輝き・と日本で知られているダイヤモンドは、その神秘的な輝きで日本の女性に夢を与え続け、「永遠の愛」、「憧れ」、「美」などを想像させ続けています。



 

昨年10月、DTC主催による「南部アフリカ諸国視察ツアー」が開催され、ダイヤモンドの重要ポイントである産出現場、南部アフリカ諸国のダイヤモンド産業の現状を視察することが出来ました。
稀にも見ることのできないダイヤモンドの産出現場は、その国において重要な産業として扱われており、社会貢献に努めるダイヤモンド産業の姿がありました。


アフリカ諸国のダイヤモンド産業は、84億米ドル以上の収益をもたらす重要な産業のひとつとなっていますが、アパルトヘイト時代からの経済問題や貧困の格差問題、教育機関の未発達問題などまだまだ改善されていない問題を多く抱えています。



経済をダイヤモンド産業に頼るアフリカ諸国では、ダイヤモンド産業の発展がアフリカ諸国の発展・向上、生活の改善に繋がるとされ、ダイヤモンドを通じてボツワナ、ナミビア、南アフリカなどの国々の経済の発展や繁栄にダイヤモンドの収益が健全に役立てられています。
また、世界最大のダイヤモンド採掘会社デビアス・グループは、南部アフリカ諸国政府とのパートナーシップを組み、ナミビアやボツワナなどで採掘会社を運営していくことで支援活動に力を注いでいます。
ボツワナとデビアスの合弁会社デブツワナのCEOとして働くシーラ・カーマ氏の子供時代は、木の下で勉強をするような時代であって教育のままならない国でしたが、ダイヤモンドのおかげで成長を遂げ、現在では義務教育を国がきちんと支援できるまでとなっています。
ボツワナ共和国においては、鉱山の発見が相次いでGDP成長率は1966年頃から平均7%維持でき、教育支援に力を注いでいます。そして、ダイヤモンドに次ぐ産業の発展を目指した企画などを試みているようです。
消費国日本と産出国アフリカのもつ「夢を与えるダイヤモンド」の違いは大いにありますが、永遠の夢を与え続けるダイヤモンドとして、消費する国も産出する国も健全なる働きが望まれています。