40周年事業を終えたJJDAの新たな方向性

(社)日本ジュウリーデザイナー協会(JJDA)は現在正会員493名、賛助会員・法人40社、個人4名で組織されている。昨年は創立40周年を迎えさまざまなイベントを展開、JJDAの存在を業界内外に強くアピールした。40周年というひとつの節目となる1年を振り返るとともに、今後目指す方向性などについて三木稔会長にお話を伺った。


― 昨年はJJDA創立40周年で記念事業などが目白押しの1年間だったと思いますが、振り返ってみていかがでしょうか。
 「今はいろいろな意味で変革の時期だと思いますので、40周年の記念事業に関しても2年ほど前から2年3年、あるいは10年後という先を考えての計画を立ててきました。たとえば23回目という歴史のある日本ジュエリーアート展においても、細部まで見直しを図っての開催としました」

 ― 主にどのような点で見直しを図られたのでしょうか。
 「一般の人も含め、いかに多くの人に見ていただき知ってもらうことができるか、ということですね。そのために全国5地区を巡回(伊丹、東京、名古屋、福岡、仙台)、初めて東北と九州でも行いました」


三木 稔 会長


40周年記念海外展9月オロジェンマ展の
JJDAブース全景


会員研修で「ジュエリー・次なる価値」を語る

 ― 感触はいかがでしたか。
 「ジュエリーといってもいろいろな造形があり種類があるということを、これまで以上に理解してもらえて成果があったと思います。招待展示として、日本のジュエリーを語る上で多大な貢献をされた14名のデザイナー作品、そして記念事業で初めて行ったデザイン画コンペの入選作も展示して良かったと思います」

 ― やはり他の事業も含め、これまでは東京中心になりがちだったということでしょうか。
 「地方での活動には多少の制約がありますが、独自のセミナーや展覧会など積極的に実施しており、今後さらなる活性化が期待できると思います」

 ― JJDAまたはジュエリーデザイナーの存在をアピールするということでは作品集“ジュエリーデザイナーズinJAPAN ”の出版も話題となりましたが。
 「この作品集は354名の代表作品をオールカラーで一挙掲載したものですが、広く協会を知ってもらうためには意義のあるものになりました。予想以上に多くの会員の協力を得ることもできうれしかったですね」


 ― 海外フェアへの参加も実現しましたが、どのような目的があり、また成果を得ることができましたか。
 「昨年9月に香港ジュエリー&ウオッチフェアとイタリアのオロジェンマにJJDAとして出展しました。これからは国際化というのが重要なポイントになってきますが、協会として海外での発表の場があまりなかったので、特に見本市という場で本格的に参加できたというのが大きかったと思います」

 ― 国際化以外にJJDAとして、今後どのような点に力を入れていくことが必要だとお考えですか。
 「もっと広く一般へのPRを図るということ、そして諸団体とのコラボレートによって新しいものを生み出していきたいですね。魅力ある団体となることで若い人の入会も増えると思います」 
    
 ― はじめに言われた”変革期“ということでしょうか。
 「はい。若い人が増えることでさらに違った活動、アイデアが生まれ、JJDAの可能性がより広がっていく、そういったことに期待したいですね