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MBSラジオ「キラリ…美人数珠繋ぎ」ゲスト出演

 美に対する意識は、年々向上しています。

  特に最近目に留まるのは、ボリューム感のあるファッション。ヘアスタイルは後頭部を高く膨らませ、メイクはまつ毛を長く濃く、指先は伸ばした爪にネイルアート、胸は寄せて上げます。

  そしてその胸元には、重ね着けのネックレス。

  それぞれのボリュームアップには、最新の技術が使われている場合も少なくないのです。例えば、髪やまつ毛に長く毛量を増やすエクステンションを付け、爪にはスカルプチャー、胸は形よく見せるパット入りの下着が当たり前となってきています。

  ボリュームと言ってはいるものの、実際には、美の捉え方が平面から立体化したようにも思われます。後頭部の膨らみやまつ毛の長さ、バストライン、それら全てが横からの視線を意識しているのです。


 

日本女性のメイク意識が欧米化?

  以前、読んだ記事にこのようなことが書かれていました。「無人島に何か一つ化粧品を持って行くなら何?」という質問に日本女性は口紅、アメリカ人はマスカラと答えたというのです。マスカラには、横顔に陰影をつける効果があります。鏡に映る自分の顔に紅をさすのか、周りからの視線を360度意識するのか、平面と立体との差を感じました。(立体裁断の洋服と平面的な着物での生活様式からも違いは生まれてきたのかもしれません。)最近では、ベージュのルージュで口元のポイントを抑え、まつ毛で目力のある顔作りが主流となっています。日本女性のメイク意識も欧米化してきたのでしょうか。

  実は私も月に一度は、まつ毛のために2時間半割いています。まつ毛をカールし、トリートメントをしてエクステを付ける、仕上げに落ちないマスカラを塗ってもらい終了!横顔に表情が作られドール顔になるエクステンション。顔の中は、1ミリ変えるだけでも随分違った印象になると言われますが、その通りだと思います。カールされた長いまつ毛は、自分自身では認識しがたいまばたきの瞬間や、伏せ目になった時ですら、さり気無い影を落とし相手の視線を引付ける効果があります。

  とは言え、付け加えることが微量であっても効果が高い場合と、逆にマイナスすることにより本来の美しさを際立たせることもあります。シャープなフェイスライン、すっきり伸びた二の腕、くびれたウエストなど全体のシルエットを美しく見せるには、余分な脂肪を削ぎ落とさなければなりません。と同時にファッションにおいても飾り立てるだけではなく、外すテクニックが重要と言えるでしょう。日常的ではない高価なジュエリーを身に纏う際、ローブデコルテのように胸元を大きくカットしたドレスが用意されています。ここにもプラスとマイナスの関係が成り立っているのです。ジュエリーやアクセサリーを重ね着けることは簡単ですが、バランス良くつけこなすためには、メインとなるアイテムを一つ決め、そこから引き算する方法が有効です。