ジュエリーとファッションによる特別対談
 

ドレスメーカー学院主催による「第41回全国ファッションデザインコンテスト」は、今年新たにファッションジュエリー部門が創設され、同部門には664点という予想を大きく上回る応募がありました。審査員にはジュエリーデザイナーの石川暢子さんが参加、「明日の業界を担う」若者たちの意欲作に触れました。

そこで今回はドレスメーカー学院の二宮柊子院長と石川さんのお二人に、ファッションとジュエリーの関係などについて語り合ってもらいました。


     
 
   

「ジュエリーとファッション それぞれの主張による 調和美が大切ですよね」

 石川 今回のコンテストの発表会は目黒の雅叙園で「ショー形式」で行われましたけど、参加させていただいてその熱気というかパワーを感じました。ファッション業界の底辺の厚さ、伝統みたいなものが伝わってきました。

 
二宮 ありがとうございます。このコンテストの伝統を踏まえた上で、それが未来につながるように受け継いでいきたいと思っています。

 
石川 アパレルの方の審査もさせていただきまして(笑)、いい勉強になりました。ジュエリー部門は1回目で664点の応募、反応が高かったですね。

 
二宮 学院では3年前にジュエリーコースを正式に立ち上げましたが、日本のコンテストでファッションとジュエリーをうまく重ね合わせているものがないのではないかと思います。ファッションとジュエリーの関係がこれだけ注目されているのに。ジュエリー部門を設けたのは、そうした考えからと、コンテストをより格調高いものにするためです。

 
石川 いちばん良かったと思うのは、あのような華やかな場に若い人たちが参加できたことだと思います。ジュエリーの世界ではどうしても専門家の中だけの発表になりがちで、インパクトが弱いですよね。今回のショーというのはそうした意味で、非常に大きな経験になったと思いますよ。

 
二宮 ジュエリーとファッションの調和というものがもっと重要視されていいですよね。


ジュエリーデザイナー
石川暢子さん
 


ドレスメーカー学院院長
二宮柊子さん
 石川 そう思います。もっともっとコラボレーションが出来れば面白いのに。ジュエリーをデザインする側も、どういう時に着けてほしいものなのかをこれからはもっと意識していくべきでしょう。

 
二宮 ジュエリーとファッションのどちらをも拒んではいけないと思います。調和美が大切ですね。

 
石川 日本はその点で遅れている部分があるんじゃないでしょうか。シーンの中でのジュエリー、そうした生活提案が海外に比べて弱い気がします。トータルで提案されてないんですよね。

 
二宮 今まではどちらかというと、まずファッションを決めてから最後にジュエリーを選ぶという感じでしたが、これからはそうじゃなくてもいいじゃないかと思います。それぞれが主張していて調和が取れている。それが理想だと思います。
| NEXT |