時計・宝飾品のリーディング・プラットホーム BASEL WORLD

高級時計のトレンドを示すサロンには、世界から1万人の“プロ”が招待されました。

第14回国際高級時計展(SIHH2004、ジュネーブサロン)が4月19日から25日までスイス・ジュネーフの見本市会場で開かれました。

カルティエをはじめとする高級時計16ブランドが一堂に揃いニューモデルを披露する展示会で、毎年この時期に、同じくスイスのバーゼルワールド(ワールド・ウオッチ&ジュエリーショー)と前後して開かれています。

ジュネーブ一サロンは、完全な招待制による業者向け商談会で14年前、カルティエなどが、高級時計を紹介するのによりふさわしい会場でとバーゼルワールドから独立する形で開催されたのが始まりです。

SIHH 2004
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ジュネーブ空港に隣接する見本市会場・パレクスポは、モーターショーの開催などでも知られていますが、ジュネーブサロンが使用するホール7は、各ブランド毎にトノー型のブースが特設され、およそ2万平方bのスペースです。“サロン”と呼ぶのにふさわしく、会場は左右にブランドのショーウインドーが並び、その奥に商談ルーム、中央にはカウンターやソファー、テーブルがほぼ各ブランド毎に配置され、様々な形でのミーティングも行われています。
バーセルワールドとジュネーブサロンを並べて2大フェア”と表現され、時計産業にとっていずれも重要であることに変わりはないものの、両者はそのスタイルが大きく異なっています。バーセルは広く門戸が開放され、ジュエリーや関連産業も含み、商談が行われることはもちろんですが、一般の来場者もあり、ショーとしての側面も持っています。
一方ジュネーブは、あくまでも商談のための有志展で、しかも“高級”“限られた”といった要素をもちそのための配慮が最大限に払われています。今年のジュネーブサロンには世界各国から“1万人のプロ”が招待されました。出展ブランドは、昨年と全く同じです。

▽オーデマ・ピゲ、▽ボーム&メルシェ、▽カルティエ、▽ジラール・ペルゴ、▽ピアジェ、▽バシュロン・コンスタンタン、▽ランゲ&ゾーネ、▽IWC、▽ジャガー・ルクルト、▽ジャンリシャール、▽オフィチーネ・パネライ、▽パルミジァーニ・フルーリエ、▽ロジェ・デュヴィ、▽ヴァンクリーフ&アーペル、▽アルフレッド・ダンヒル、▽モンブランの16ブランドです。
 


初日の夕刻には、スイスおよびジュネーブの政財界要人、時計産業関係者多数を招いて、儀仗兵が並ぶ中、盛大なオープニングセレモニーが行われました。


 
主催者側は「来場者が充分楽しめる環境を整えました。高級ウオッチマーケットへの関心はつとに高いものがあります。2003年細大のマーケットであったアメリカは1・1%の伸びです。明日のマーケットである中国は109%、ロシアが22・8%と大きく成長しています」と高級ウオッチのマーケットについて強気な見通しを述べていました。
 
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