多様化見せた年末需要

01年の年末需要期の状況は、表の通り。

年末需要期の時計販売

 

 

 

■■■ 年末の国産時計の動き ■■■

 

■■■ 年末の輸入時計の動き ■■■

 


時計販売全般では「非常に良かった」が前年より減り、「盛り上がりに欠けた」「普通」が増えて、年末といえども大きな需要は生み出されていない。
国産時計の動きは「悪かった」とする回答が70%を超えた。「クリスマスギフトの大幅な減少が続いている」「商品に魅力がなければ動きは鈍くなってくる」とし、国産時計の取り扱いを止めようとする動きが見られた。一方、クレドールなどショップ限定品は根強いファンがつくと見るところや、輸入時計を中心とした招待会を行って国産時計の不振を補ったところもある。
輸入時計の動きも前年ほどではない。「非常に良かった」「良かった」が前年の3割から2割近くまで下がった。「悪い」とするところが前年同様4分の1ほどある。
輸入時計に関し、タイプ別ではスポーツタイプの動きが依然として良い。自動巻きや複雑時計も根強い人気を保っている。ステンレススチールの流れは続いているがコンビも復活の兆しを見せはじめており、ジュエリーウオッチにも動きがみられるようになってきた。
またオーソドックスなタイプのモデル、皮ベルトは動きが落ちている。ラージサイズはいい、悪いが分かれている。人気ブランドに関しては、上位ブランドといえども人気ゆえの品薄が逆に動きの鈍さに繋がったとするところもある。


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