| 三島あすみさん (みしまあすみ:JC2級) 資格取得日:2022年1月
Q)JC資格を取得しようと思った理由を教えてください。
―私は、名古屋芸術大学音楽学部(現芸術学部)を卒業後、20代後半までは演奏活動をしながらアクセサリーやジュエリーと関わる仕事に携わっていました。その後2011年にヴァンドームヤマダに入社し、数年はコスチュームジュエリーを担当しましたが、ジュエリー担当になった時に、お客様がネット検索で事前に多くの知識や疑問を持って来店され、明らかに自分自身の知識不足を感じました。その時に勉強熱心なJC資格者の後輩が、取得を勧めてくれました。
Q)では、どのような勉強をされましたか?
―3級はとにかくテキストを読み込みました。対策講座のDVDも繰り返し観ました。テキストを読むより、授業のような DVDを見ることでより理解が深まりました。 3級を取得し約1年半の育児休暇後取得しました。 早朝しか勉強時間を確保できない時は、朝5時から集中しました。当時は大変でしたが、子育てを理由に諦めたくない気持ちが強く、頑張ったことでその後の自信にも繋がりました。
Q)JC資格に対して、会社からのバッ クアップはありますか?
―私が受験した当時は、会社による支 援はなく、テキストや受験料は全て自費でした。しかし最近になって登録料や更新料を会社が負担する制度が始まり、助かっています。また、その級に合わせた褒賞金も支給されるようになり、励 みになっています。
Q)資格はどのような役に立ちますか
―すぐに売上に繋がるものでは当然ありません。しかしその努力がお客様への信頼に繋がり、そして本人にとっても最後の一押しの自信に繋がると思います。
Q)今後、上の資格を目指す気持ちは ありますか
―時間が掛かるかもしれませんが、1 級取得を目指して勉強を進めているところです。
Q)これから資格取得を目指す方へ、 メッセージがあればお願いします。
―仕事や家庭がある中で勉強すること は大変かもしれませんが、是非チャレンジしていただきたいと思います。JC機関誌には大変有益な情報が毎回掲載 されていますし、無料で参加出来るセミナーも定期的に開催されています。これらを活用することで、自身のキャリア向上にも繋がり、メリットはとても大きいと思います。
Q)三島さんは、2022年の第7回JC 接客コンテストで、第3位に入賞しました。どのような準備をされましたか?
―準備は色々としましたが、一番は後輩がロープレ練習にたくさん付き合ってくれたことです。後輩でも遠慮なく沢山のアドバイスをくれました。その時間は今でも私にとっての宝物です。また新誕生石発表後の初めてのコンテストで、今まで触れたことのない宝石など 「素材編」を勉強しました。 接客技術養成スクールも3年連続で参加しています。Zoomでも参加でき、歴史的背景をはじめ、ジュエリーを着ける意味や、どのような言葉で伝えるべきかなど今知りたい事を学べ、現役販売員の前田妙先生ならではの講義は大 変有益です。また、弊社の研修で講師をされた、鈴木比砂江先生のメールマガジンもみていました。
Q)コンテストはいかがでしたか
―自信があったわけではありませんが、ファイナリストになれたことはとても嬉しいです。ただ、準備を万全にしたつもりでも、最終的には想像より遥かに緊張してしまい、ほとんど記憶がありません。それでも表彰式後に、観客にいた大学生から「もっと話を聞いてみたい」、「(私から)買いたいと思った」と声をかけられ、少しだけでもお客様に通じたのだと思えて、何よりも嬉しく思えた瞬間でした。
Q)入賞して何か変わりましたか?
―JCヌーボーのメンバーになりました。多岐にわたり活躍されている情熱と夢を持った方々と出会えました。人脈が広がり、何より「勉強し続けることが大切」という気持ちになれました。昨今のZ世代は買い物にシビアと言われますが、話を伺うと熱いものを感じます。ジュエリーを選ぶ時にも、私はこうなりたいという思いもあり、ギフト選びでも相手のことを考え、ライフスタイルに合わせた提案などが購入のきっかけになると感じます。心を開いていただけるアプローチが一番重要ですが、やはり知識はもちろん、お客様に安心感を与えることができる、人間力を鍛えていくことが私の課題だと日々感じています。
―ありがとうございました。 |
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