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来場者、売上ともに順調

2024/05/07(火)

 

国際化へ一歩踏み出す「第56回ワールドオプチカルフェア(WOF)」

 

東京眼鏡卸協同組合(薮下和巳理事長、平田典生展示会委員長)は、恒例となる眼鏡の総合展「第56回ワールドオプチカルフェア(WOF)」を41011の両日、東京都港区の東京都立産業貿易センター(浜松町館)で開催、フレーム・サングラスの春夏新作をはじめ、レンズ、眼鏡関連機器、関連小物などを紹介した。来場者数、売上とも昨年を上回る見込みで堅調な商談を展開、海外来場者にも便宜を図るなど同展の新たな方向性を示した。 会場には、福井産地コーナーを含め 63社・団体が出展。ここ数年、感染症対策をしながら「新しい展示会のあり方」を探り、今展も安心・安全な展示会を目指した。会期中は好天にも恵まれ、特に初日は前日の春の嵐から一 転して快晴となり、ゆったりと商 談する光景が見られた。セミナーや場内での飲食は今回も行なわれなかったが、特設コーナーは充実。一般社団法人日本メガネ協会のブースでは大型モニターを設置してPR。各種パンフレット類やバッジ、今年度事業やリカレント教育の案内など、活動の紹介に努めた。「べっ甲メガネフレーム体験コーナー」では、来場者がレンズ入れやフィッティング、バフがけなどを体験し、人気となった。 

各出展社は春の展示会に合せて多数の新商品を発表、ライセンスブランドやオリジナルブランドのフレーム・サングラス新作をはじめ、眼鏡機器・検査機器、眼鏡レンズ、メガネ拭きなど関連商品、工具などが並び、総合展らしく多彩な提案が行なわれた。 

フレームやサングラスでは、ハンドメイドのジュエリーフレームや天然染めのべっ甲フレーム、天然石をぜいたくに配したハイグレードコレクション、鮮やかなカラーのシープホーンモデルといったラグジュアリーフレーム、普段使いに適した定番フレームの新作、軽くずれにくいオリジナルの新機構を採用したモデル、欧州フレームの最新作まで、多彩な新作が披露された。高品質の国産フレーム新作を紹介した福井コーナーも終日にぎわいを見せた。また、多機能型レンズエッジャーの新型や各種測定機器など眼鏡関連機器も充実。バランサー機能を搭載し、モダンに取り付けるだけで快適な掛け心地を実現する製品、眼鏡用ネジのために独自設計された精密プラスドライバー、高級感ある牛革接客トレー、人気キャラクターやサステナブル素材の眼鏡ケースなど、各種工具や関連商品も多数提案された。 

買上特典は、恒例の「お買い上げいただいた皆様に素敵なプレゼント!」として、10万円相当以上の購入者に買上金額に応じてギフトカードを進呈し商談を促した。会期2日目の15時からは社会福祉法人読売光と愛の事業団への寄託金贈呈式が行なわれ、薮下理事長から 同事業団の桑原有樹福祉助成部長に 寄託金10万円が手渡された。桑原氏 は「寄託金の累計は747万円にのぼる。視覚障害者支援といった事業に役立てていく」と感謝の言葉を述べた。その後の記者会見で、薮下理事長が「今春は各展がほぼ同時開催となり、小売店関係者は各展を回られていると思うが、WOFでも活発な商談ができた」と 状況を説明。続いて、来場者数は初日 735人(昨年初日691人)、2日目も昨年とほぼ同じ水準で推移し、若干増える見込みとした。売上は買上点数券 ベースで、2日目14時現在で昨年より 増加し、このまま順調なら昨年を上回るだろうとした。WOFの国際化については「今回か らホームページの英語バージョン、英語版招待状などを作製、通訳ができるスタッフもおり、国際化を進めている。 今回、中国や韓国などアジア圏からの来場者が増え、商談も活況。少しずつではあるが、国際化の第一歩を踏み出した。課題もあるが、一つひとつクリアしていければと思う」とした。また来年の日程は調整中だが、同会場で同時期に開催するとした。

http://meganeorosi.com/member.htm
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