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デビアスはラボの生産を停止した

2024/06/18(火)

 

産業用途のダイヤモンドを生産するテクノロジーハブに転換するとして

 

デビアスは、天然ポリッシュダイヤモンドを製造および販売する戦略的刷新により、LIGHTBOXブランドのラボグロウンダイヤモンドの生産を停止すると発表した。「ラボグロウンダイヤモンドの価値は、ジュエリー分野ではなくテクノロジー分野にあると信じている。」とデビアスのCEO、アル・クック氏がJCK ラスベガスで語っている。  

デビアスのラボグロウンダイヤモンド部門であるエレメントシックスは、3つのCVDプラントを合理化し、オレゴン州ポートランドにある9,400万ドルの施設にすべてを統合する。このプラントは、産業用途のダイヤモンドを生産するテクノロジーハブに転換すると同社幹部らは説明した。 

さらに、エレメントシックスを「ラボグロウンダイヤモンドテクノロジーソリューショ ンのリーダー」にすることを目指しているとクック氏は述べ、「これは、すべてのリソースを単一の世界クラスのCVDハブに集中させることから始まる」と説明した。  

この発表は、2018年に発売された LIGHTBOXジュエリーブランド向けにデビアスが6年間にわたって行ってきた独自のラボグロウンダイヤモンドの生産実験に終止符を打つものだ。それ以前に、エレメントシックスは産業および研究目的でラボグロウンダイヤモンドを生産していた。この6年間、ラボグロウンダイヤモンドの価格は大幅に低下し、それによって小売の利益が薄れるなど、一部のジュエラーにとってラボグロウンダイヤモンドの魅力が薄れていた。デビアスは、ラボグロウンダイヤモンドの婚約指輪をテスト販売した際など、さまざまな点で業界からの反発を受けていた。そして、デビアスはラボグロウンダイヤモンドの価格の低下を反映し、 LIGHTBOXのダイヤモンドの小売価格を最大40%引き下げていた。  

また、エレメントシックスは日本の精密機器部品メーカーのOrbray㈱(旧アダマンド並木精密宝石)と戦略提携を結び、「世界最高品質の大口径単結晶人工ダイヤモンド(ウエハー)の量産」を目指すと先日発表した。この詳細は watch-jewelry-online. comで確認できる。

https://www.forevermark.com/ja-jp/

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