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CADから始まるジュエリー市場開拓

2024/08/16(金)

 

最新機能は何のためにあるのか

 

 ジュエリー離れが著しいという声が業界内では多いが 、果たしてそれは本当か!? 7月に開催されたRX Japan㈱による「TOKYO -JEWELRY FESʼ24SUM[1]MER」には、3日間で11,451 人のユーザーが来場した(出展社と報道関係は含まない)。241社が出展し、3日 間通して賑わったようだ。

 特に自分だけのジュエ リーを作成できるワークショップの人気が高く、ほとんどが満席となり、ジュエリーに魅了される人の多さ が感じられた。ワークショップの種類も豊富で、彫金、原型制作、銀粘土、宝石研磨、ハワイアン彫り(洋彫り)、藍染を活かしたアクセサリー製作、ワイヤーラッピング、本革アクセサリー、チェインメイルジュエリー、シルバーアクセアリーなどのほかにも、タロット占い&引き寄せの宝石ペン制作や「似合うジュエリー」がわかる!パーソナルジュエリー診断など、女性に喜ばれるアプローチも見られた。

 そこでも評判だったのが、オリジナルジュエリーをバーチャルでデザインできる「ジュエリーCAD」のワークショップだ。プロ仕様のCADを使用し、好みのオリジナルデザインが作成可能で、完成したCGによるジュエリーは、本物を写真で撮ったかの様なレンダリングデータ(写実的な加工)として持ち帰れる。別途費用は掛かるがジュエリーを制作するという希望者も多かった。

 手ごろな価格の3Dプリンターが発売されるなどし、ものづくりを趣味にする人も増えて いる。そこからハマり、ジュエリー製作を副業とする人も見かけるようになってきている。 そんな人たちから聞こえてくるのは「自分らしいデザインのジュエリーが欲しい(見つからない)」ということ。すべての人が趣味でジュエリーを作れるわけではない。ハンドメイドなどが流行っているのは安いからではなく、デザインに夢を感じるからだ。オリジナルに特化できればジュエリー人気も高まるはずだ。実際にプロのジュエリー職人やメーカーなどに、ジュエリー専用のCADを販売するSUZUHO が先日開催した「3 Design V12」 の特別講習会には、沢山の受講者が参加した。

 常にジュエリーのお膝元であるフランスブランドのデザインやトレンドなどの最新情報をいち早くCADの 機能に反映し、Version upgradeを 続ける3Designのメー カー、Gravo Tech社から開発陣が来日し、 日本語バージョンの新機能や新しいシステムなどで使いやすくなったところをプロに伝授した。さらにCADの需要の広がりから初心者向けの講習も開かれた。

 日本市場はあらゆる面で成熟し、現代社会の情報は既にグローバル化され、欲しいものが買えなくとも、世界に存在するあらゆる製品を見ることができる。そのため、ユーザーの高まる欲求を満たすためにもCADを導入し効率的にジュエリーを制作する必要が高まっているのだ。多様化した価値観に合わせたデザインには優れたCAD が必要となる。

 日本ではまだ、デザインをCADで描ければいいという程度に留まっているようだが、新しいデザインを追い求めるには、あらゆる面において進化が必要となってくる。ファッショントレンドやカラーなど多彩な情報などを得るとともに、スピーディーに制作するには進化した機能が必要となってくる。そのために特別講習会をSUZUHOは定期的に開催している。

 これから国内の宝飾産業の市場を開拓するには、まずは需要と供給のバランスを一致させることであろう。ハイジュエリーや富裕層市場、富裕層予備軍や中間層、それにオシャレに敏感な若者にだってジュエリーの魅力は常に伝え続けねばならない。ジュエリーを欲しいという人が大勢いるのだから。

https://www.japanjewelleryfair.com/lp_pre-registration/

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