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「ジャパン・ジュエリー・ショーin深圳」(JJS)

2024/02/17(土)
中国本土へダイレクトにアッピールする

新しい市場・顧客開拓を見据えたチャレンジ

 5月29日~6 月1日の4日間、 中国・深圳で開催される「ジャパン・ジュエリー・ショーin深圳」(JJS)の説明会が、2月13日、東京・品川のTKPカンファレンスセンターで開催され、ZOOMを含め30社が参加した。
 説明会後には、㈱ジェイ・ジー・パートナーズ(JGパートナーズ/渡邉義久社長)と日本ゴールドチェーン(NGC/ 三村真二理事長)、一般社団法人日本宝飾品貿易協会(深澤裕代表理事)による記者会見が開かれ、JJSの詳細が発表された。主催するのはJGパートナーズと日本宝飾品貿易協会の2社。この2社が会場となる深圳の保税蔵置場を運営する中国政府系企業のテラス社と提携し、テスラ社のサポートの基に中国本土へ正規のルートを使い催事を行う。
 三村理事長は「昨今、特に香港見本市を中心とした輸出が活況を呈していますが、世界的な経済状況をはじめ中国本土との貿易が難しくなってきていることなどの将来的な不安の声が出はじめている現状において、新たなマー ケット開拓として中国本土へ直接出ら れる機会を政府系機関であるテラス社の協力を得られることが決まり、本日、出展社説明会を開きました」と経緯を説明、 説明会には予想以上に前向きに考える 大手企業などが集まり、その内15社くらいは出展するだろうと予測し、ビザの手配などを考慮し2月末を第一次申し込み締め切りにするとした。
 JJSは4日間のうち最初の3日間が BtoBで、最終日はBtoCとなるクローズドの催事。深圳は宝飾関連企業が7000社集まる宝飾産業集積地となっており、そこにテスラ社が来場誘致を行いBtoB関係者だけで300名は確保する見通しを立てている。
 さらに三村氏は「中国本土での展示会や販売催事を行うには、手続きや運用が解り難い上、コストや時間が掛かる。しかしテスラ社のサポートによって、ビザ招聘状の手配をはじめホテルや通訳の手配、催事全般の運営などをワンストップサービスで開催することができる運びとなった。我々も1社だけでは展示会は開けず、こうして出展者募集を掛けた。出展者が協力する形でJJSを開催し、売上だけではなく新しい顧客開拓をはじめ、新たな可能性を模索する機会にしていきたい」とチャレ ンジしていくこと で日本の宝飾産業を元気にする役割を担いたい とした。  出展費用は、1社2ケース10万円(税別)に売上の10%の支払いを基本とし、リスクが抑えられている。輸送や通関などは別途費用が掛かるが、現地では会場での商談以外に、マッチングイベントなどが開催される予定で、最低限のリスクで大きくチャレンジできるこの様な機会は展示会業者ではない小売店の集まる JGパートナーズ(日本ゴールドチェーン) と日本宝飾品貿易協会の深澤氏ならではと言えるだろう。
 今回はJGパートナーズも出展する1 社となり、初めての開催に向け準備を進めている。展示会業者のように大きな目標や数字に言及することは避けたが、実際に、出展を決めた企業は売上だけではなくその先にある機会も見据えている企業が多いという。蓋を開けて みなければわからない部分が多いが、 出展企業の思いは皆同じだ。ただ出展し売上をたてることで終わらずに、次に繋げる現地での積極的な活動を行い、 次回に繋げることが望ましい。開催日程も、数多くのフェアなどに挟まれ難しいとする企業が少なくないのは主催者も把握しており、選べる時期の少ない中でチャレンすることを決断したことは、評価に値するだろう。逆に既存の香港フェアをやめる企業の参加の可能性を探ってもいる。ベストではないものの限られた機会の中でチャンスを掴もうとしている行動だ。細かなことは出展者が決まり次第、出展者同士で決めていきたいとしている。
 また「JSS in 深圳」というネーミングには、別地域での開催も見据えたもので、現状では年に1回は開催できるよう継続していきたいとの願いを込めている。
問合せは、㈱ジェイ・ジー・パートナーズ(03-3458-2021)まで。
https://www.jetro.go.jp/j-messe/country/asia/cn/011/
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