ジョウ・ジャパンの「第15通常総代会」
全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合(ジョウ・ジャパン= 組合員数303名。大西勝一理事長)の「第15通常総代会」が、6月18日、上野精養軒で開催され、総代総数46人中36人(本人16人、委任16 人)が出席。第1号議案から 第10号議案まで原案通り承認され、可決された。
令和5年の組合事業は、メインとなる時計の国内市場規模が1兆1,419億円(内国産ウオッチ1,479億円、国産クロック199億円、その他は輸入品)と回復状況にあるものの、国産時計メーカーは高価格帯ブランド戦略や数量限定商品を展開するなど、組合員の中小時計専門店では仕入すらもままならない営業展開が続いており、時計小売店の経営を圧迫する状況となっていると指摘。今後はより、業態による格差及び経営資金力による格差はより一層広がり、引き続き課題となっている経営者の高齢化問題も待ったなしの状況で、全国組織である同組合も組合員減少が留まることなく、運営の難しさが顕著となっているとした。
ジョウ・ジャパン時計修理技能士会は、令和6年4月末現在で140人(加入率46.2%) が加入。メーカー各社による修理代金の割引のほか、指定修理会社㈱アキサカより修理実績による報奨金を受け取り、修理個数に応じた金額が還元された。
令和5年度後期技能検定時計朱里実技試験は、厚生労働省・中央職業能力開発協会の委託により、1級、2級、3級の時計及び材料等の手配を行い、全国18カ所で実施。受験者は1級181人、2級273 人、3級279人の合計738人となった。
令和6年の事業計画は、組合員 (303人)の90%以上が中小規模で国産時計の販売が中心となっているが、現在販売する時計、宝飾、眼鏡のすべての商材の仕入が厳しい状況となりつつあり、経営者の高齢や継承者不足から組合員数の減少も毎年進み、組合運営も厳しい環境にある中で、組合が組合員にすべきことは、組合員を最優先に考え、どう利益を上げ還元していくことができるかではないかと思うとし、組合員の販売力アップ、アフター・サービスに対するレベルを充実、向上させていくことが大切で、その努力の積み重ねがこれまでの顧客だけでなく、新規顧客の信頼を得る近道であり、組合がいかにバックアップするかが重要とした。また、そのために時計修理技能士会への加入と積極的な利用、さらに国家資格である技能検定試験による資格を取得、加えて信頼できる団体との協調による活動を推進することで、 消費者との間にも信頼関係を構築することができると思う。デパートや修理専門店にも劣らない知識と技術を習得し、消費者の信頼を獲得、顧客の要望することにきめ細かい対応をしていくことが事業継続にも繋がることから、技能の資格取得の啓発に全力を挙げ取り組んでいくとした。
