トップページ > お知らせ一覧 > Forevermarkのジュエリーブランド戦略

Forevermarkのジュエリーブランド戦略

2024/04/16(火)

 

デビアスの名前を外しルースダイヤモンドの供給を中止

 

デビアスは、「フォーエバーマーク」をインド中心に自社ブランド店舗のみで販売するジュエリーブランドへとシフトさせ、その一環としてルースダイヤモンドの供給を中止するとしている。 

また、フォーエバーマークはデビアスの名前を外し、3年前のブランド変更を撤回すると、デビアスがフォーエバーマークのパートナーに宛てたレターで明らかにし、この移行は20244月に開始され、20261月までに完了する予定だという。  

デビアスのブランド最高経営責任者であるサンドリーヌ・コンセイラー氏とダイヤモンド取引担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのポール・ローリー氏は「フォーエバーマークは2008年以来、天然ダイヤモンドのマーケティングと小売業において重要な役割を果たしてきた。商業的な成功に向けてブランドを進化させ続ける中で、20261月からフォーエバーマークはジュエリーブランドとしてのみ展開されることを決定した」とレターの中で述べている。  

これまでフォーエバーマークブランドは、主にルースダイヤモンドを販売してきたが、今回の決定により、今後のフォーエバーマークは完成したジュエリーとなって販売されることになる。これは、フォーエバーマークが2022年に一度検討し、パートナーの反対を受け て撤回した変更を改めて実行するということだ。  

デビアスの戦略コミュニケーション責任者デビッド・ジョンソン氏は、この移行期間中にフォーエバーマークの取扱店はフォーエバーマークのルースダイヤモンドとジュエリーを扱えるようになると述べた。 

さらに、20261月以降、フォーエバーマークのジュエリーはさまざまな店舗で販売されるのではなく、フランチャイズ店と完全直営店のみで販売されるとジョンソンは付け加えた。 

デビアスはまず、「商業的可能性が最も高いと予想される」インドで新モデルを開発する予定だ。その後、他の消費市場でのチャンスも検討する。インドではフォーエバーマークの名前は非常に強く認識されており、一般的にも天然ダイヤモンドに対する消費者の需要に対して良好なパフォーマンスが見られている。デビアスの名前を外すことに関しては今後数か月以内にスタートするとし、経験豊富な消費者ブランド幹部のシュエタ・ハリット氏が、フォーエバーマークの進化を監督する専任上級副社長に任命された。  

この変更はデビアスの小売分野事業の広範な見直しの一環であり、その結果は531日から始まるJCKラスベガスショーで明らかにする予定だとしている。デビアスは、以前「A Diamond Is Forever」キャンペーンを終了し、一般的なマーケティング活動を終了した時 期にフォーエバーマークを立ち上げた。昨年、この有名なキャッチフレーを再導入したが、デビアスの新しい戦略としては、カテゴリーとしダイヤモンドのマーケティングにさらに重点を置くことになる」とジョンソンは語った。つまり、デビアスは事業全体の戦略を検討する一環として、小売業に向けた活動を検討し、その最善の方法へ動き出すということだ。なお、デビアスはフォーエバーマークを売却するつもりはないとも述べている。

https://www.forevermark.com/ja-jp/

 

<<戻る
- Powered by PHP工房 -