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工具と機械が好き

2024/02/17(土)
No.1 「カタログを捨て町へ出よう」

はじめまして!加工機器メーカー田邊研電で広報をしている加藤と申します。ご縁あって大好きな機械や工具やジュエリーについて書かせて頂けることになりました。読んで下さった方に少しでも機械や工具について親近感を持って頂けたらうれしいです!  
みなさまは機械や設備を導入しようとするとき、どのように選定・購入されていますでしょうか?カタログを取り寄せて比較する、お付き合いのあるメー カーに相談するなど、様々な方法があるかと思います。しかし、私は「ぜひ各社の機械を実際に見て試してから購入してください!」と強くおすすめしています。なぜなら、カタログやスペック表ではわからない部分が満足度に大きく影響するからです。
 今回は例として「カタログだけではわからない!レーザ溶接機の選定ポイント3選」を挙げてみます。様々な機器選定に共通する部分もあるかと思いますので、機器購入の際にふわっと思い出していただけたら幸いです。作業室内の見やすさ、 手の出し入れのしやすさ、これは作業効率に直結する部分です。使われている双眼のクオリティや、作業室内の照明の明るさが調整できるかどうか、作業室内への手や品物の出し入れのしやすさは、実機で比較してみると違いがわかります。毎日の作業効率に直結する部分なので、かならず 実機でチェックしてほしいです! 日々のお手入れや費用、修理やメンテ ナンス時の対応について、これはランニングコストに影響します。冷却水にフィルターが使われている場合など、おもわぬ費用が継続してかかることがあります。また、修理やメンテ ナンスの際、宅配便で機器が送れるのか、すべて出張修理になるのかも重要です。レーザ溶接機は海外メーカー製となるため、海外に発送せず、すべて国内で修理ができるかどうかも確認しま す。一度導入すると何年も使う機械になるため、リアルな維持費用については、実機を見ながらしっかり確認してほしいポイントです。 説明書に載っていない使い方やコツについて相談できるか、 最後に実際に担当者と話してみて技術のサポート体制が整っているのか をぜひチェックしていただきたいです。基本的な使い方はもちろん、加工機器は使っていく中で「こういう場合はどうするんだろう?」という疑問がたくさん沸いてきます。その際、質問できる技術者がいるか、きちんとした回答が得られるのかはお仕事のクオリティに関わる大きなポイントです。購入後のフォローが充実しているメーカーを選ぶことで、安心して機械を使い続けることができます。
 以上、カタログだけではわからない選定ポイントでした。機械選定の際はカタログだけで判断せず、ぜひたくさん実機を試して頼れる相棒となる運命の1台を見つけて下さい。
書いたひと:加藤まきえ=加工機器メーカーの広報&3D技術担当。機械とジュエリーが大好き。良い機械があれば競合他社の製品も薦めてしまうため営業になれない。前職は御徒町でCAD&3Dプリン ターでの原型製作をしていました。
https://www.tanabekenden.co.jp/index.html
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