長野県の立ち会いのもとセイコーウオッチ㈱が長野県南佐久郡佐久穂町と
セイコーウオッチ㈱は、長野県南佐久郡佐久穂町(町長:佐々木勝氏)と「森林(もり)の里親協定」を長野県の立ち会いのもと 3月21日に締結した。
協定の概要は、1.佐久穂町とセイコーウオッチは、北八ヶ岳の東麓に広がる自然豊かな白樺群生地として知られる八千穂高原 (佐久穂町)において、互いに連携しながら白樺の植樹をはじめとする森林の保全活動を行う。2. 長野県の「森林CO2吸収評価認証制度」を活用してカーボン・オフセットを実施し、2024年度より国内のグランドセイコーブティックから排出される二酸化炭素相当量の一部を、森林整備で得られるCO2吸収量と相殺する。 セイコーウオッチは2022年6月、国内自社工場における使用電力の100% 再生可能エネルギー化を完了した。さらに2023年度、オフィスおよびウオッ チ事業におけるグループ会社直営店まで含めた国内拠点で使用する電力について、年間に使用する電力相当分のトラッキング付き非化石証書を購入することにより、実質100%再生可能エネルギー化を達成している。
今回の佐久穂町との連携によるカーボン・オフセットについては、セイコーウオッチが佐久穂町とともに、八千穂高原の森林の一部を整備することによって得られるCO2吸収量によって、国内のグランドセイコーブティック内で発生するCO2排出量を埋め合わせることになる。
セイコーウオッチが展開する高級ウオッチブランドであるグラ ンドセイコーは、穂高連峰の山肌や雪原など、日本の自然の美しさをダイヤルで表現してきた。2022年からは、グランドセイコーの製造拠点と同じ長野県にある八千穂高原の美しい白樺林から着想を得たモデルもラインアップに加わった。グランドセイコーは、ダイヤルのモチーフとなっている美しい自然の環境保護に、微力ながらも貢献したいという思いから、八千穂高原の白樺林の保護活動を開始した。また今回の「森林(もり)の里親協定」の締結を契機に、持続可能な森林保全活動を通じて地球温暖化対策や地球環境保全、また地域への貢献に 一層力を入れて取り組んでいくとしている。