ファセットのない新しい宝石たち
「 アトリエで修行中のお嬢さん 」

 ドイツ宝石街道から、東へ、少し離れた小さな田舎街にあるジュエリーデザイナー夫妻のアトリエで修行中のお嬢さんです。このアトリエには、ほかにも何人か、この街の住人のお嬢さんが、入門を希望して、待機中だそうです。パリなどの有名な1流レストランで修行して、帰国後に、日本の田舎街で、個性的なレストランを経営する若者がいます。最近、ヨーロッパの1流のジュエリーデザインの高等専門学校で学ぶ日本の若者たちが増えつつあります。日本にも1流シェフが経営するフランス料理店が増えましたが、やがて、1流デザイナーさんが経営するジュエリーのギャラリーも増えるのでしょうね。
 日本でも演歌ジュエリーが売れなくなりました。誰にも、見むきもされなくなった感じです。やっぱり、ジュエリーは工場の量産製品じゃダメだったんですね。



ナニが求められているのか?
 そのアトリエのギャラリーのショーケースのなかのジュエリー。デザイナー夫妻の母校の後輩の若い修行中のデザイナーのヒヨコの作品です。原石のままの水晶を原石のままで、無造作にセットしてあります。じつは、無造作に見せているだけで、原石を厳選して、少しカットしてあります。将来が楽しみなヒヨコの作品です。
 
宝石クリエイター 「 乾 碩巳 」 記
「珠玉のジュエリーのアトリエのガイド」
「月刊ヨーロッパの私的な旅」のご案内
http://www.shapefree.com




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