ファセットのない新しい宝石たち
「 茂吉が尋めつつぞきたドナウの源泉 」

 ドナウ川の源流の源泉です。美しき青き ドナウは、ここから、東へ向かって流れ、ウィーン、ブタペストの街のなかを通り、ほぼ3000キロも流れくだって、黒海へ出ます。この源泉には石の歌碑が立っています。しかも、日本語の歌碑です。大き河 ドナウの遠きみなもとを 尋めつつぞきて 谷のゆふぐれ 茂吉 と刻まれています。明治時代の日本文化を代表する巨人の斉藤茂吉の歌です。ドナウエッシンゲンというドイツ南部の田舎の山里です。この地で、この歌碑が、こんなに、ダイジにされているなんて、ビックリしました。
 ドイツのジュエリーの中心地はドイツの西部のイーダル・オーバーシュタイン周辺とフォルツハイムの周辺の2つあります。後者はシュトゥッツガルト市に近いです。その南方に写真の源泉があります。源泉とフォルツハイムの間に右の写真の街があります。テュービンゲンです。ドイツの田舎には珠玉のような古い街があります。



ネッカー川の川中島の美しい散歩道
 あのハイデルベルグの古城の下を流れているネッカー川の上流にテュービンゲンという古い美しい街があります。その街のまんなかを流れるネッカー川の川中島に写真の「プラタナスの小道」があります。美しい川辺、急な坂の上の丘に立つ古城、大学のおおい古い街です。プラタナスの黄葉には早い10月13日の午後でした。
 
宝石クリエイター 「 乾 碩巳 」 記
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