バーゼル会場入り口
ショパールブース
選びぬかれたラグジャリーな逸品が所狭しと
世界最大級のウオッチ&ジュエリーショー「BASEL WORLD 2006」が3月30 日、スイス・バーゼルで開幕、世界中の業界関係者から注目が集まっています。
話題となっているのは、初めて設置されたマルチフロアーでラグジュアリーブランドのジュエリーウオッチが並べられていました。
時計と宝飾の分野がともに交わりつつある傾向の中で、ダイヤモンド業者の出展も大きな関心を呼びそうです。
ダイヤモンド業者の出展も大きな関心を
この催しは、世界をリードする時計、宝飾品見本市として3月30日〜4月6日まで、スイス・バーゼルの国際見本市会場で開催されているもので、16万平方b(約4万8千坪)に広がる会場には数階建てのブースが建ち、選びぬかれたラグジャリーな逸品が数多く展示されています。
世界から8万5千人を超える専門バイヤーが、時計、宝飾品の最新作とトレンドを探すために訪れる時計とジュエリーに特化した世界的なビッグフェアです。
会場は時計、宝飾品、関連製品、国別パビリオンの4部門が6つの展示ホールに配され、45カ国からの2,127社の出展社が分野ごとに並んでいます。
各社のブースも新作も見所のひとつですが、様々なイベントが会場内外で行われ、初日から多くのバイヤーや関係者が訪れ、今年のトレンドや新製品などを見て回り賑わいを見せていました。
コルムブース
セイコーブース
国際的なダイヤモンド・トレードショーとしての期待も
開幕前日の29日に、展示会主催者や運営側による記者発表が行われました。
スイス・エキシビジョンCEOのRENE KAMM氏は、「34回目を迎え開催できたことは大変喜びです」と挨拶、また「開催場所のバーゼルはニューヨーク、ロンドン、上海のように大きな街ではなく国際空港も持たない小さな町です。
しかし毎年バーゼルで開かれているのは、バーゼルという街が中立的な場所だからです」と述べ、今後も小さなバーゼルで重要かつ最大級となるトレードショーを続けていくとしていました。また、「昨年のラグジュアリーブームが成功裡に終わり、ウオッチとジュエリーの産業が今年も更なる飛躍を遂げることを確信します」と挨拶していました。
ショーディレクターのSYLVIE RITTER氏は、「展示会をビジネスの場としてベストな基盤と雰囲気作りに徹し、戦略を練って運営に当たっています」と会場設営に全力を入れているとの姿勢を示し、また同時に「変化への対応も行い、国際的なトレードショートとして、大きな役割を担っていきたい」と語っていました。
新設されたラグジュアリーブランドホールや、国際的なダイヤモンド・ディーラーとサイトホルダーのDehres社、Diarough社、Rosy Blue社などが出展したプレシャスストーンやダイヤモンド研磨石などが注目され、国際的なダイヤモンド・トレードショーとして確立されることに大きな期待がかけられているようです。
シチズンブース
ユリスナルダン船上パーティー