(株)時計美術宝飾新聞社では、7月1日発行の「QUALITY(クオリティ)」紙上で「時計に関する市場ア
ンケート調査」(2004年7月〜8月)を行い、ユーザーのウオッチの所有本数・タイプ・保管場所、購
入時のポイント・場所、今後購入したいブランド、さらに電波時計などについて調査しました。

 

     
ウオッチの所有本数・購入ポイント・購入した場所などについて調査した結果、重複(同一者の複数回答)、文字化けメールなので、有効解答データーは1840件となりました。
回答は、全国47都道府県全てからあり、男性が60%、女性が40%、年齢では21歳〜35歳を中心に10代〜60歳以上まで、職業も会社員はじめ、学生、主婦、自営業、公務員、自由業、フリーター、さらに定年退職者から無職の方まで幅広い方達から寄せられました。


 
 
「ブランド」で買う人が7%に過ぎません。それに引き換え「デザイン」は55%の人が挙げています。
「機能」20%、「価格」13%と続き、ブランドで買う人が意外と少なかったのが以外でした。
「時計はおしゃれできるもの」「見た目の面白い時計が好き。ブランドのネームバリューよりも純粋にデザイン」「デザイン本位で安いのは故障しない」「ブランドも気になるが、それ以上に歴史や出来事に惹かれる」など、デザインへのこだわりは大きいようです。ブランドを選択基準にする人が1割以下なのは、昨今のブランド指向や雑誌などの取扱いからすると、意外な気もします。振り回されずに自分の好み・考えを大事にしているということになるのでしょうか。
ウオッチでは、まだ電波時計の普及が図られていないような気がします。ソーラータイプを含めた25%がそれを物語っています。

購入の目的は、トップ(19%)がやはりプレゼントでした。また海外からの購入も多いようです。


 
     
ウオッチについては、「普段、時計を身につけている」人が78%。2割はつけていないことになります。「携帯電話で時計代わり」が目につきますが、「時計をしているとパソコンがしにくい」という人もいるようです。それでも「ウオッチに気をつかっていない人をみると、仕事ができそうにない」「携帯で時間を確認するが、やっぱり時計が必要だと感じることが多い」といった声もありました。

所有本数では、85%が「1〜5本」で、「6〜10本」が11%、「21本以上」も1%いました。
「時計が大好きで、誕生日には必ず自分で自分にプレゼントしている」「腕時計が大好き。カタログなどをとり寄せては欲しい時計を探している」「機械式の魅力に惚れ込み、新しい機械式時計の情報に釘付け状態」「時計はステータス、でも趣味のものでもあると思う。自分に合ったものなら金額の多少に拘わらず求める」など、時計ファンは多いという数値が出ました。


タイプ別では、クオーツが32%、スポーツウオッチ22%、意外と機械式時計所有者が多く21%となっています。その他ドレスウオッチ15%、クロノグラフ機能付10%でした。
所有する時計のタイプでは、スポーツ、ドレスなど多岐にわたってます。「実用的なもの、飾りとするもの、使い方に合わせていろいろ」「昔は一生ものといわれましたが、今は季節や出かける場所により使い分ける」といったトーンが多かったです。
 
     

       


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