| 新会長に東京宝石科学アカデミー近ケイ子代表
緊急事態発令下、今年も(一社)宝石鑑別団体の総会は5月の活動報告を兼ね書面で行われた。 総会では、任期満了の役員改選が行われ、新会長には、近ケイ子氏(東京宝石科学アカデミー代表)が選ばれた他、副会長に吉澤博幸氏(中央宝石研究所代表:留任)と上杉初氏(AGTジェムラボラトリー代表:新任)、土居芳子前会長が延べ12期24年の長きにわたり会長職を務めた功績を称え、名誉会長への昇格を推薦・決議し、同氏も快諾した。 下記の議案全てが全会員の賛成によって承認された。 ▽2020年度の各委員会活動報告および2021年度の活動計画、▽2020年度の会計報告と2021年度の予算案 近ケイ子新会長挨拶「理事会のご推薦によりAGL会長を拝命することになりました近ケイ子です。 土居芳子前会長は延べ24 年の長きにわたり会長をお務めになり、そのリーダーシップのもとで、私達は一丸となり今日のAGLを築いてまいりました。AGLも今年5月で創立41年を迎えました。私はバトンを受け継ぐにあたり責任の重さに身が引き締まる思いがいたします。 昨年からの新型コロナ禍が社会に与えたマイナスの影響は大きい反面、テレワークやオンライン学習等に代表されるようにデジタル化への促進が加速しています。様々な業種が 社会の変化に対応する努力をする中で、私共の宝石鑑別業界も流れを見誤ることなく対応して参りたいと考えております。 AGLは技術と信頼が両輪となって運営されてまいりました。今後もその理念に変わり はなく、消費者の利益と宝飾業界の発展に寄与して参りたいと願っております。土居芳子名誉会長をはじめとするAGL会員の皆様に一層のご協力をいただき、広く関係する宝飾業 界の皆様からの叱咤激励を糧として、精一杯努力して参る所存です。今後とも弊会への変わらぬご厚情を賜りたく、どうぞ宜しくお願い申し上げます」。
☆ 理事会報告 色石委員会からの理事会承認案件・・・理事会承認 *規程集の天然コランダム・宝石名欄に下記の文言を追加する。(6月1日に発効)、「ピジョンブラッド・ロイヤルブルーの基準を満たしたものは備考欄や各種報告書に所定の記載をすることが出来る。」*トルマリンの内規に、「パライバトルマリンの主な色の原因は銅である」を追加する。(6月1日に発効)
☆ダイヤモンド委員会(上杉初 委員長)=@グレード調整のため、調整石を準備する。A総会で承認をいただくために、委員会活動報告と計画を再チェックした。
☆色石委員会(渥美郁男 委員長)=@宝石名をカタカナで記載する場合、表記が異なる場合がある。例をあげて列記した結果をHPにアップすることをHP委員会に申し入れることを検討する。Aバッキング処理がされたトルコ石を委員に回覧し、表記方法を検討する。 Bクロシドライト・アゲートの別名としてピーターサイトとすることを検討する。
☆真珠委員会(横山照之 委員長)=@グレーディング・レポートにマキ厚を記載する方法について検討した。
☆総務委員会(鈴木芳夫 委員長)=@JJF2021(甲府)でセミナーを行う・題「AGL基準によるピジョンブラッド及びロイヤルブルー」、講師:渥美色石委員長 http://www.agl.jp/ |
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